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自分がこうしようと思って、そうし始めた瞬間に、それが既に実現してしまった未来から、時間を遡って影響が今にやってくるようです。
こうしようと思って、やり始めたときの私たちは、未来に向かって進んでゆく途中です。これが遅延波と呼ばれる未来へ向かってゆく物質波です。私たちも物質ですので、この波の塊である私たちが未来へ向かってゆくことになります。
驚いたことに、そうし始めた瞬間に、それが既に実現した未来からも、波の塊である私たちが戻ってきます(!)。これが先進波と呼ばれる過去へ向かってゆく物質波です。
未来へ向かってゆく波の塊である私たちと、それが既に実現した未来から遡ってくる波の塊である私たちとが干渉しあって、実際に私たちが経験する現象が顕現します(決まります)。
タロットの例で言えば、例えばこのカードを引きたいという思いが強いと、そう思った瞬間に、そのカードを引いたことが現実となった未来から先進波が戻ってきて、これからタロットを引こうとしている私たち(遅延波)と、干渉します。
干渉の結果、残った波が現実として顕現しますが、波がうまく強めあうと、見事に思ったとおりのカードを引くことになります。
これは潜在意識でどれだけ強く思っているかに関係するかもしれません。このカードを引きたいと強く思っていると実現する可能性が高いのかもしれません。
またこんなカードは引きたくないという潜在的な不安や恐れが強いと、結局その不安や恐れが実現する可能性が強いのかもしれません。その不安や恐れが実現した未来から先進波が戻ってくるからです。悪い影響が戻ってきて、これからカードを引こうとしている私たちと干渉するからです。
中村天風が、とにかく積極が大事、消極はダメとよく言いますが、これはこんな仕組みがあるからかもしれません。
中村天風の「成功の実現」P384には、
「哲学的な意味からいくとね、これから東京なら東京に行こうと思って歩き出したら、もう東京に着いたのと同じだ。原因と結果は統一されているんだからね。観念の中ではもう行っちゃってるんだもの。」
というくだりがあります。
未来から遡ってくる先進波の影響については、最近気付いたことでして、今後研究を深めてゆきたいと思っております。
(1ドル紙幣)
『ノウス・オルド・セクロラム』(時代の新しい秩序)とはいったい何なのか?
『万物を見通す目』が見ていたものは何だったのか?
ルシファー(堕天使)は何を見てしまったのか?
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2006/3/18 未来からの影響を受けている現在
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『あることを決めて、そちらに歩み始めると、未来の結果のほうから歩み寄ってきてくれて、歩み始めた事象を更にその方向に強めてくれる』
ということが起こるようです。
『強い信念を持って未来を思い描けば、その思いがすでに現実となってしまった未来から、時間を遡って影響が過去にやってきて、この今に影響を与える』と言う感じです。
打診的に歩み始めると、それが現実となった未来から歓迎を受けると言った感じです。
私たちは未来の自分に助けられながら存在しているようです。
良いことを思い描けば、それが現実になった未来から良い影響が現在に遡ってくるし、不安や恐怖などの悪いことを思い描けば、それが現実となった未来から悪い影響が「今」に遡ってきます。
マーフィーの法則の
『あなたの人生はあなたが思い描いたとおりになります。
良いことを思えば、良いことが起きます。
悪いことを思えば、悪いことが起きます。
いつも良いことを考えなさい。』
や、中村天風の
『信念というものがもつ神秘的な感化作用、いわゆる奇跡以上の不思議な現実が生命に現れるということ』
は、このような仕組みで説明できるかもしれません。
そしてここには、ある波動関数の先進波が大きく関与しています。
光が「時間の鏡」の役割をすることになります。
過去から来た物質波を光の鏡が過去に跳ね返すと言う現象です。
光によって過去に跳ね返された未来からの物質波が、我々の現在に影響を与えていることは確かなようです。
(1ドル紙幣)
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前世療法など、過去に目を向ける方は多いようですが、過去と同程度に、自分の思い描いた「未来からの影響」というものもばかに出来ないようです。
池の真ん中に石を投げ込むと、例えば5秒かかって、池の縁に波が到達します。縁で反射した波は更に5秒かかって中心に戻ってきます。トータル10秒です。これは普通の波の場合です。
池の真ん中に石を投げ込むと、例えば5秒かかって、池の縁に波が到達します。縁で反射した先進波は、時間を5秒遡って中心に戻ってきます。トータル0秒です。
つまり池の中心では、石が投げ込まれた瞬間、投げ込まれた石で出来た波と、5秒先の未来から反射してきた波の、両方の影響を同時に受けることになるわけです。
これが先進波(時間を遡る波)の効果なのです。
何かを行った瞬間、それが実現した未来からの影響も、我々は同時に受けているわけです。
「何かを行う」という中には、「良いことを思う」ということや「悪いことを思う」ということももちろん含まれています。
(1ドル紙幣)
『エ・プルリブス・ウヌム』(多から一へ)が意味するものは?
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思い出す−それは仏教の哲人が用いる手法だ。とうてい答などなさそうな難問を前にして、その解決策を探すのではなく、ただ思い出すよう心に命じるのだ。自分がすでに答を知っていると決めこめば、答がかならず存在すると信じる境地に達し、それゆえ失望というよけいな概念を捨て去れる。この方法を使って、難問をいくつも解くのだ。たいていの人間が、答などないと決めつけるであろう難問を。
(1ドル紙幣)
『NOVUS ORDO SECLORUM 』(新世紀秩序)
英訳すれば『NEW SECULAR ORDER』だが、
『SECULAR』には『非宗教的な』という意味もある。
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量子論には、常識では考えにくい秘密が一つあります。
古典力学の世界では、常識に合わないということで捨てられた考え方を、量子論は裏からこっそりと密輸入しています。
この常識に合わない考え方を取り入れないと量子論は成り立たないのです。
シュレディンガー方程式というものを聞いたことがあるでしょうか?量子論の最も基本的な方程式です。
シュレディンガー方程式の解が波動関数ψで、波動関数の二乗が電子の存在確率を表す、と物理では習います。
波動関数は、複素数なので、波動関数の二乗と言うのは、実は波動関数ψ自体に波動関数の複素共役ψ*をかけ合わせたものです。(複素数Z = 3 + 4i の複素共役は、Z* = 3 - 4i です。|Z|^2 = ZZ* = 9 + 16 = 25です。)
つまり、
存在確率 = |ψ|^2 = ψψ*
です。
シュレディンガー方程式は、
ih(dψ/dt) = (-h^2/2m)△ψ + Vψ ・・・@
ですので、この方程式全体の複素共役を取ってみると、
-ih(dψ*/dt) = (-h^2/2m)△ψ* + Vψ*
となりますが、頭の-1を t にくっつけますと、
ih(dψ*/d(-t)) = (-h^2/2m)△ψ* + Vψ* ・・・A
となります。
Aは、@の時間を反転させた方程式ということになります。
つまり、ψ*という波動は、ψという波動の時間を反転させたものであるということになります。
もっと言えば、ψが過去から未来へ進む波であるならば、ψ*は未来から過去へ時間を遡る波であるということになります。
そして、存在確率は、過去から未来へ進む波ψと、未来から過去に時間を遡る波ψ*をかけ合わせることによって求まると量子論は言っていることになります。
物理学は、暗黙のうちに、未来から過去に時間を遡る波ψ*の存在を認めているのです。
この事に物理学者たちはほとんど気づいておりませんが、私たちの存在は、過去から未来へ進む波と、未来から過去に時間を遡る波の両方によって決まっているのです。
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